外国語を学ぶこと 僕っ娘のこと

 最近スペイン語を学んでいる。といっても特に何か目的があって始めたわけでもなく、力の入れ方も中途半端、モチベーションもいつまで続くだろうか。そんな感じだから語学教室や駅前留学に通うでもなく図書館に行って気ままに本と格闘したり、youtubeで動画を見ているだけだ。

 外国語を学ぶと言うのは良い刺激になる。普段何気なく使っている日本語の特徴を浮き彫りにしてくれる。学生時代に英語を習っていた時も思ったのだが、日本語と言うのは実に人称代名詞が多い。
人称代名詞とは要するに私や君、私たち、つまり英語で言えば I やYouやWeだ。
英語やスペイン語には人称代名詞が人称・単数複数・性に応じてそれぞれ一つしか対応する語が無い。
正確に言えば英語にはthouという聖書や高位の人物によって使われる畏まった形の2人称があり、スペイン語にはウステッと呼ばれる尊敬形の2人称がある。(中国語にもニーの尊敬形、ニンがあるようだ。)
しかしそれだけである。日本語の人称代名詞の豊かさには到底かなわないだろう。

 日本語の人称代名詞にはそれぞれに異なったニュアンスが含まれている。
例えば私と俺という2つの人称代名詞は、それぞれ相手に異なった印象を与える。
前者は最も一般的な一人称であり、ほぼ全ての場面において適している。丁寧な言い方であり、誠意や柔和さを伝え、ビジネスの場面であれ目上の者に対してであれ問題なく使える。もし「ワタシ」では無く「ワタクシ」と読めばより一層丁寧な印象を与えるだろう。
後者は主に男性によって使われ、自信や力強さ、攻撃的な印象を相手に与える。初めて会う人間や目上の者に対しては使われない。
 僕、あたし、あたい、おら、おいら、わい、わし、われ、朕、小生、当職、拙者・・・etc
全て英語に翻訳すれば I  だが、これらは決して同じ意味では無い。日本語話者であれば一人称一つで多くの情報を読み取る。拙者と聞けば、それだけで時代劇の役者かタイムスリップしてきた侍だと分かる。

 大学生の頃、僕はいわゆる僕っ娘と出会った事がある。
その子の顔も名前も全く思い出せないのに、彼女が自分の事を「僕」と呼んでいた事だけを良く覚えている。
 初めて会った時、彼女は僕に英語で話しかけてきた。それは英語の最初の授業で、英語で隣の人に自己紹介をしてみようと先生が僕たちに指示した後だった。
何回生か、趣味は、何故この授業を選択したのか。当たり障りの無い会話だった。しどろもどろで答える僕。彼女は生き生きとした英語で僕を追い詰めていった。
 とうとう会話に破綻が生じた。普段から暗記をニガテとする僕にとって、彼女の発する英単語に全く馴染みの無い物が現れたのだ。困った様子の僕を見て彼女はその単語をゆっくり繰り返してくれたが、そもそも知らない単語を聞き取れた所で何も意味が無い。
とうとう僕は禁じられていたはずの日本語で件の英単語の意味を訪ねた。何の事は無い、それは「学科」という意味で、彼女は僕の専攻を訪ねていたのだ。やっと彼女の質問の意図を理解した僕は自分の所属する学部を答え、同じ質問を彼女に鸚鵡返しした。
しかし彼女の答えはまた僕を混乱させた。僕の大学には学科が20近くあったのだが、身近ではない学部の英語名を答えられたところで僕にはやはり理解できなかったのだ。
今度は彼女もすぐ察して日本語で捕捉してくれた。
そこで僕は彼女が「僕は○○学を専攻していて~」と言うのを聞いた。
 僕はその時、今思えば実に失礼な話だが彼女の顔をまじまじと眺め、自分の目の前に居るのが本当に女の子なのかを確かめていた。
 僕は生まれて初めて自身を「僕」と呼ぶ女性に出会ったのだ。付け加えるなら、それが自身の事を「僕」と呼ぶ女性との人生で最後の出会いでもあった。
聞き間違いではと思った。しかし、彼女はその後も一貫して「僕」という一人称を使っていた。
それは僕にとってとてつもない衝撃だった。穴に嵌らないねじの様な落ち着かなさを感じた。漫画やアニメの中ではよく見る存在がいざ現実に現れると、とてつもない違和感となって僕に居心地の悪さを感じさせた。
劇の台本に沿ってや面白半分で言っているのではなく、極々自然に、当然の事のように彼女の口から出て来た「僕」という言葉が、僕にとっては信じられないものだったのだ。
 会話を途切れさせない様に僕は曖昧な相槌を打ちながら、次第に態勢を立て直していった。最初の衝撃は去り、頭の中であの言葉が反響するのを感じながらも会話を続けていった。
喉まで出かかっている、何故君は自身の事を「僕」と呼ぶのかという質問を懸命に抑えながら相手の様子をうかがう。彼女は何の気後れも感じていないようだった。それはやはり彼女にとって全く自然な言葉だったのだ。

 何年も経ち、あの時感じた衝撃は最早完全に過去のものとなった。

 図書館でスペイン語の人称代名詞を必死に暗記している時、僕はあの時の事をふと思い出した。
女の子と「僕」。
 外国語は普段使っている言葉の姿形を照らしだし、浮き彫りにしてくれる。日本語では伝えられた表現が、スペイン語では出来ない事がある。逆もまた然り。
例えばこの先僕がスペイン語を習得しても、スペイン語であの時の衝撃を誰かに伝える事は恐らく不可能だという事だ。
スポンサーサイト

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

お勧めYoutuber

最近よくYoutubeを見ているのでお勧めYoutuberを気ままに紹介


○ハイサイ探偵団
・登録者数64万
・ジャンル:釣り・バラエティ系(釣り6割・料理2割・その他2割位)
中核メンバーは5人、準レギュラーも含めると20人程になる大所帯
ちょっとDQNっぽさのある沖縄発の破天荒な奴ら
メンバー次第だがトークのレベルはかなり高く、芸人を見ているかのよう
釣りには興味ないけど、沖縄と言う特殊な風土やメンバーの掛け合いが面白く視聴
洗練された実験をするでもなく、カメラワークがしっかりしているわけでもないが、沖縄含め日本全国の自然と人を使った動画が売り
特にハロウィンや成人式の動画はオススメ



○FlowerStrongTV
・登録者数600人
・ジャンル:旅行・商品紹介・料理紹介系
中国深圳在住日本人底辺Youtuber
あらゆる物が電子決済で済むという中国が誇るハイテクシティ深圳で話題の無人コンビニ、無人スーパー、無人カラオケ、無人貸自転車等を紹介したり、深圳での日々の暮らしをお送りするチャンネル
画質が酷かったり、編集が雑だったりと粗は目立つものの、深圳という素材が面白い為無視できない
何気に企業や工場を訪問し新製品を紹介したりとコネもある模様



◆海外系Youtuber◆

○MarkWiens
・登録者数357万
・ジャンル:旅行・グルメ系
登録者数300万人越えのアメリカ人大物Youtuberで、タイ人の妻イン、息子マイカ(3歳位)と世界中を旅しながら各地のグルメを紹介
滞在した国の数は恐らく100を超える
とにかく画がキレイ。料理そのものや風景、ドローンによる空撮と言葉が分からなくとも見ているだけで楽しくなる事間違いなし
勿論料理に限らず人々との交流やアクティビティも欠かさず見せてくれる
語彙がシンプルなので非常に聞き取り易い反面いつもおいしいしか言っていない気がする
何を食べても首を傾けむっちゃ笑顔になるので見てる方も自然とニヤッとしてしまうが、グルメリポートという点では不満が残るかもしれない
来ているTシャツに「スパイシーでなければ食べない」と過激派さながらの文句が書かれており本人も辛い物が大の好物だが(来日した際、サバの塩焼きに七味をかけ食すなど)、一応なんでも食べる
妻の影響でタイに非常に詳しく、タイ編のボリュームはかなりすごい
口癖はLovely



○The Food Ranger
・登録者数248万
・旅行・グルメ系
ジャンルはMarkと同じグルメ系だが、カナダ人である本人が中国語がペラペラなため特に中国編がアツい
主に中国・インド・東南アジア・モロッコを回っており、現地の人と流ちょうにコミュニケーションをとる画は面白い
レストランだろうとストリートだろうと回るMarkと違いローカルなストリートフードが中心
現地の人とのコミュニケーションや料理の感想はMarkより詳細に感じる
食材が多彩なアジア料理はやはり見ていて飽きない
口癖はCheckitout



○Best Ever Food Review Show
・登録者数162万
・旅行・グルメ系
上記2者と同じ旅行・グルメ系Yotuuber
違う点は虫料理等のゲテモノ系や10000円でストリート食べ歩き等の企画物が多い点か
アメリカ人で元ALTとして韓国に8年滞在、韓国語はペラペラ(?)なので韓国編に始まり東南アジア、東アジア各地を回っている
不断はリアクションが大きいのに、ゲテモノ系を食べた時のリアクションが少し薄いのが気になる
ジョーク好き



◆バーチャルユーチューバー◆

○月乃美兎
・登録者数30万
・ライブ配信、雑談、ゲーム実況
別名委員長
最初は清楚なJK委員長キャラという設定だったが、全く清楚さは無い
まるで美大生のような風変りな雰囲気や趣味を持つ
トーク力は話題選びが斬新で体験談や発想が面白くプレイしたゲームのあまりのインパクトにV界隈でかなり注目された



○剣持刀也
・登録者数9万
・ライブ配信、雑談、ゲーム実況
鋭利な顎を持つ男子高校生Vtuber
Vtuberファンの男女比の問題を乗り越え、のじゃおじのように技術力があるわけでも無く、グラフィックがずば抜けて良いわけでもないのにここまで登録者が増えたのはやはりそのトーク力の高さにあるのではと思う

冬アニメ

2019年明けましておめでとうございます
冬アニメが始まったので視聴した作品の現時点での感想


○かぐや様は告らせたい
いいゾ~コレ
設定はありがち。気になっている相手に告白するのは恥ずかしいから相手から告ってくるのを待つ、というよくあるシチュを極端にしたもの
キャラがポンコツかわいいし、話が普通に面白い

○えんどろ~!
ゆるゆりの作者がキャラデザのゆるふわ風ファンタジー
恐らく日常系。微妙

○上野さんは不器用
天才発明家女子が意中の男子に不器用で風変りで変態チックな愛の伝え方をする話
発明品が良い感じに舞台装置として回っていて、ぶっとんだ話をドンドン持ってくるので飽きない
10分しかないので物足りなさを感じる。視聴決定ですわ

○パパだって、したい
BL僧侶枠
ニコニコでコメントと一緒に見る用

○ぱすてるメモリーズ
こてこてのキャラ・設定・話
見てる途中で寝てしまった

○けものフレンズ2
前作が面白かったので視聴。現時点では特に面白さは感じない

○バーチャルさんはみている
ゴミ。卒業制作レベルの3D、小学生が考えたみたいな脚本
委員長が清楚しか言えない滑りまくりの池沼にしかみえない
一話で唯一面白かったのは力也君が出てた一分間のみ

○五等分の花嫁
主人公が五つ子姉妹のカテキョになる話
四女がアホでギャグが無難に面白い
唐突なキャイーンで草

○荒野のコトブキ飛行隊
腕利きパイロットのヒロイン達が大戦期のプロペラ機を乗り回すアニメ
ヒロインが3D。最初の5分で切りたくなった
が、飛行機周りの描写がやたら凝っている。古い戦争映画を見ているかのよう
好きな人には堪らない作品になると思う

テーマ : 2019年新作アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

リビルドグル

新たなる新生が発表されました
一体何度生まれ変わるんだToSは…
以前紹介した新スキルもまさかリビルドの布石だったとは

ランク格差は一応解消されそうで善きかな善きかな
何より、問題解決の為にシステムの根幹に近い部分すら大幅に改変する大胆さ、度胸を評価したいです
大幅な改変は少なからずユーザーを動揺させるもの。斜陽のToSでそれをすれば下手すればそのまま再起不能に陥る危険な賭け、それを(すでに失うものが少ないからかもしれませんが)実行するのは中々出来る事では無いと思います

リビルド後のスキルの詳細はハングルですがこちらのページで全て確認できます
https://tos.guru/ktest
ハングルが読めなくてもスキルの系数等は確認できるのでお試しあれ
武器・騎乗制限も確認できます。相変わらずなのを見て絶望しよう!



何度見てもリンソマエンチャがスカ系列なの違和感ありすぎ

テーマ : Tree of Savior
ジャンル : オンラインゲーム

ToSのクラスシステムに不満

ToSで残念だと思っていたのがその多彩なクラスを活かしきれていない点

今現在ToSには74のクラスが存在しますが、MMO史上最多とも思えるクラス数ですがその実態は使えるスキルは一部だけ、半分以上は機能不全に陥っています

高Rのキャラクターにとって低Rクラスのスキルのほとんど(特に攻撃スキル)はその低倍率のゆえにショートカットに入る事すら許されない無意味なものとなっています

アナタも身に覚えがありませんか?
ビルリセした高Rキャラが低Rクラスのスキルに全くポイントを振っていないなんて状況

人々の関心はもっぱら高Rクラスのスキルと、低Rクラスのバフ・デバフ等のスキルにばかりに払われている事

こんな勿体ない事、何故IMCが無関心でいられるのか不思議でなりません

・スキル倍率のキャラクターレベルに応じたスケーリング
・スキルポイントを振る事で効果を発揮するパッシブスキルの追加
・武器制限の緩和(せめて大砲・長銃・レイピアのスタンス化)

これらの改善だけで各々のクラスがそのRの高低では無く、そのクラスの持ち味で以って評価される時代が来るはずです

スケーリングに関しては調整が面倒かもしれませんが、レンジャー改編のように無暗に威力を上げて低R帯でぶっこわれ性能を出させ、初心者を唖然とさせる現状より断然良いでしょうし、ビルドを決める時の軸が常にR7、8クラスというビルドの硬直化を改善できる

パッシブスキルに関しては何故これを実装しないのか、どうせ回せきれないのに無駄にアクティブスキルだらけでスキルポイントをドブに捨てている感覚に襲われるのを防いでくれるでしょう

武器制限の緩和ですが、すでにそれらの武器が流通している現状改編は難しいかも知れませんが、同等の武器を補償で大丈夫では
レイピアなんかスキル条件に片手剣+盾を装備していないとかで良いと思うのですが
わざわざビルドの幅を狭めて何がしたいのでしょう

テーマ : Tree of Savior
ジャンル : オンラインゲーム

PR
プロフィール

たよりなさげだ

Author:たよりなさげだ
今はToSやってます

最新記事
検索フォーム
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
PR